2012年7月に東京都現代美術館で行なわれた「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」は来館者数25万人突破の大盛況となった。 その巡回展が昨年11月から今年1月まで新潟県立近代美術館で開催され、来館者数6万人を突破した。 会期中の最後の日曜日とあって、駐車場は長蛇の列を作り満車となった。 今や特撮はCGに代わり、昔使われたミニチュアや小道具たちは次々と破棄されつつある。 日本の特撮映像技術が失われていくのを憂いた映画監督の庵野秀明さんの思いが企画の発端となり、展覧会ではたくさんのミニチュアを展示し、ステージや美術倉庫の再現、映像技術の紹介をした。 私が特撮映画を初めて見たのは小学校の頃で、たぶん「モスラ対ゴジラ」1964年(昭和39) 【東宝】だったと記憶する。 それから「三大怪獣 地球最大の決戦」1964年(昭和39) 【東宝】・ゴジラ・ラドン・モスラ・キングギドラ さらに「南海の大決闘」1966年(昭和41) 【東宝】・ゴジラ・エビラ・モスラである。 その時出演していた宇宙人が、三条市出身の女優・水野久美さんだった事は大人になってから知った。 怪獣映画の大ヒットでテレビも『ウルトラQ』という番組が1966年(昭和41)に始まった。 万城目淳(航空パイロット)、戸川一平(パイロット助手)、江戸川由利子(毎日新報報道カメラマン)の主人公3人が怪獣を中心に不可思議な事件と向かい合っていく特撮SFドラマだった。 ゴメスやペギラ、ガラモンなどの怪獣が印象深い。 次に始まったのは『ウルトラマン』で1966年(昭和41)7月から1967年(昭和42)4月までTBS系で放送された。 ハヤタ隊員が変身するポーズで何度も遊んだものである。 記憶に残っている怪獣がバルタン星人、レッドキング、ウルトラマンを倒したゼットンかな。 その次が『ウルトラセブン』1967年(昭和42)10月から1968年(昭和43)9月である。 今度はモロボシ・ダンがウルトラセブンに変身し、エレキングなどの大怪獣と対決する。 それ以後のウルトラシリーズは、私が中学生になっているのであまり見なくなった。 今回の特撮博物館は何か写真撮影につながるヒントを探しに出かけた訳だが、懐かしい怪獣やヒーローの思い出をたどって子供時代にタイムスリップした気がした。 最後の展示スペースにある「特撮・ミニチュアステージ」は会場内唯一の撮影可能なゾーンである。 このセットは短編特撮映画「巨神兵東京に現わる」に使われた物である。 そんなケチな事いわず全館内撮影させろよなあ! ぐっと寄っていくとこんな景色になる。 大きな道路の反対側から見るとこんな感じになる。 「巨神兵東京に現わる」に使われた1/6サイズのミニチュアセット。 出口はこんな感じ。 ポストや標識など小物の道具も見事である。 記念撮影のために美術館のエントランスホールに展示されている「強遠近法ミニチュアセット」。 Canon EOS 50D EF-S10-22mmF3.5-4.5 USM F8.0 1/60秒 ISO1000 内蔵ストロボ調光補正-1.0 12:57 曇り時々雨 撮影日 2014.1.19 撮影地 長岡市千秋・新潟県立近代美術館 良かったらここをクリックして下さい。
by chonger53
| 2014-02-17 19:41
| 建築
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