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長岡高、快勝!

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第130回北信越高校野球県大会は2回戦が行われ、長岡高が三条商に7-0(七回コールド)で快勝した。

今春、母校の六日町高から長岡高へ異動した若井監督。伝統のユニフォームが似合っています。
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三条商のエース神代(3年)
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長岡高のエース池山(3年)
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長岡高は初回に1点を先制、三回表には4番大野(2年)の左越え二塁打で2-0とリードを広げる。
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四回表には1番井上剛(3年)が右越え三塁打で2点の追加、4-0とする。
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5-0から七回表には5番佐藤(3年)が左前適時打で7-0と駄目押しする。
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校歌を歌う長岡高の選手達。
この日、バックネット裏には長岡高の選手達に大声で声援を送っていた親父がいたなあ。
1970年代の悠久山球場には、こんなやかましいおっさん達がたくさんいた。
下手なプレーでもやらかしたら選手達を怒鳴っていたものだ。
だから当時は長岡勢が強かったのである。
三条市にもこんな熱心な野球ファンがたくさん集まって来てほしい。
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Canon EOS 50D  EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM
F8.0 1/800秒 ISO400 11:44 曇り時々晴れ 
撮影日 2014.4.29 撮影地 三条市月岡・三条パール金属スタジアム


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三条商の野球部は1947年(昭和22)の創部である。
新潟県から甲子園出場校が1県1校になった1974年(昭和49)以降、三条商は長岡高に公式戦で勝った事がない。
それ以前の記録を調べて見てもおそらく勝っていないと思われる。
という事は67年間、1度も長岡高に勝利していないのでないかと推測する?

1974年(昭和49)秋、北信越大会中越地区3回戦で三条商は長岡高と対戦する。
結果は1対0で三条商は惜敗した。

当時のオーダーである。
【三条商】    
[左]阿部      
[三]平野      
[右]岡田      
[投]木村      
[遊]鈴木      
[一]大久保     
[捕]田智川     
[二]西潟      
[中]小林      

【長岡高】
[遊]堀井
[左]三上
[中]江口
[捕]田村
[一]小林
[右]本間
[三]白浜
[投]渡辺
[二]松本

長岡高は県大会で白山高に9対1で勝ち優勝する。本大会では1回戦で星稜に7対0で敗れた。

当時の1対0と今春の7対0(七回コールド)の戦いぶりを比較して見る。
当時の三条商は安打が4本、三振が8個、四死球が1個、失策が0。長岡高は安打が7本、三振が4個、四死球が1個、失策が0である。
今春の三条商は安打が6本、三振が5個、四死球が1個、失策が1個。長岡高は安打が11本、三振が1個、四死球が0、失策が4である。

当時の三条商は打線が弱く、五回表に内野安打で出塁したランナーを2つの犠打で三塁へ進めた以外、チャンスらしい場面はまったくなかった。
一方の長岡高は、木村投手を揺さぶろうと1塁にランナーが出たら積極的に盗塁を仕掛けるが、田智川捕手の強肩に4回阻止される。
五回裏に打たれた長打が決勝点となった。
守りさえしっかりしていれば、大敗する事はないのだ。

監督は野球経験がない先生だったのでコーチの池上先生(元長岡工監督)が指導する。
練習の大半はランナーを想定した一回から九回までの実戦ノックが中心だった。
そこで1球でもエラーしたらまた初回からやり直しとなり、全員が完璧に九回まで守りきったら練習が終了する。
これがなかなかうまく出来ない。
特に私は送球が難点だったため、ショートの練習ではファーストの選手にワンバウンド送球をくりかえし顔面に何度もボールを当てていた。
外野の練習では中継プレーでカットマンのところまで返球できない事が多々あり、監督から「それでも高校生か?」と怒鳴りつけられ何度も泣いた事があった。

今春の試合では五回表の1点と七回表の2点は無駄な得点である。
五回表は先頭打者をセカンドのエラーで出塁させ、犠打で送られてタイムリーを打たれている。
七回表は送りバントが投手の野選となり、その後に2点タイムリーを打たれた。
また外野からの送球間に返球を受け取った野手が打者走者を二塁まで進塁させるボーンヘッドを犯した。
これは絶対にセカンドで殺さなくてはいけない連続プレーだ。

三条商の攻撃は三回裏、相手捕手のエラーで2死二、三塁のチャンスに3番が投ゴロ。
四回裏は無死一塁で内野手のファンブルからゲッツーにならず、更にけん制悪投で2死三塁から7番が腰砕けの空振り三振。
六回裏は先頭打者が内野安打で出塁するも投手けん制球でアウト。次打者が一塁ゴロエラーで出塁し、1番打者が左前安打で1死一、二塁とするも後続が1本でない。
相手がミスしたこの3度の場面で、一発長打があれば六回を終わって4対4の同点だったと私は予想する。

野球でやってはいけない事。
投手はファーボールを出さない。
打者は三振しない事(内野ゴロを打てば相手がエラーする事がある)
野手は送球ミスをしない事。例えばランナー二塁でヒットが出る。外野手がファンブルした場合、バックホームが間に合わないと瞬時に判断し、ファーストへ送球して走者を一、二塁間に挟んでアウトにする。
また1死一、二塁でセカンドゴロゲッツーが出来ないと判断したらショートは三塁へ送球して走者を殺す等である。
こういう基本をまず反復練習してもらいたい。

先日、三条商のグランドにある桜を撮影して来た。
日曜日なのに野球部は練習していない。
どこかへ練習試合に出かけたのならしょうがないが、グランドに誰もいない事ほどさびしいものはない。
今回のコールド負けを選手達が本当に悔しいと思うなら、グランドで泣くまでノックの雨を受けてもらいたいものだ。
練習こそ上達の一歩である。
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Canon EOS 50D  SIGMA18-250mmF3.5-6.3 DC OS HSM
F11 1/200秒  ISO400 10:29 曇り時々晴れ
撮影日 2014.4.20 撮影地 三条市田島・三条商業高校
by chonger53 | 2014-04-30 19:46 | スポーツ
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